虫歯だけではない?

男性医師と患者

虫歯になったら歯医者に行くのは当然ですが、中には歯医者が苦手で我慢出来なくなるくらい痛くなってから行く人もいるのではないでしょうか。しかし、そんな状態になってから行くとかなり進行しているケースが多く、治療も大変になる上、治すのにも時間がかかります。大切なのは虫歯にならないうちにメンテナンスをすること、また虫歯になっていても初期の段階で治してしまうことです。虫歯になったら歯医者に行くのではなく、実は虫歯にならないように歯医者に行くことが望ましいのです。なぜならば、毎日しっかり歯を磨いていたとしてもブラッシングだけで虫歯や歯周病などを完全に予防するのは難しいからです。歯の生え方、細菌の数や種類、ブラッシングの癖などその人によって違うので、歯医者に行ってプロに自分に合ったメンテナンスをしてもらうのが有効です。

では一体どのような通い方をするのがいいのでしょうか。忙しい現代人は、虫歯がないとなかなか通う習慣がない人が多いですが、虫歯がなくても最低半年に一回はメンテナンスに通いましょう。そこでもし虫歯が見つかれば早期治療が可能となり、負担なく治療できます。一度虫歯や歯周病になってしまったら自然に治ることはないので、定期的に通うことが大切です。近年では、歯と健康の関係も分かってきています。口の中だけの問題ではなく、口の中の健康は全身の健康向上に繋がるのです。また、日本人は歯の健康維持に対する意識が低いと言われています。歳をとったら入れ歯が当たり前と思っている人も多く、80歳の残存歯数は平均9.8本です。一方スウェーデンでは歯の健康に対する意識が高く、歯科受診の中心はメンテナンスであり80歳の残存歯数は平均20本とされています。(1012年厚生省国民健康白書統計より) このように積極的にメンテナンスに行くことで歯の寿命も延びますし、全身の健康も維持できます。しばらく歯医者に行っていない方は、ぜひこの機会に通う習慣をつけましょう。